50歳からのフードデリバリー配達員

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センテナリアンの思い出…百寿者のその後

デイサービスドライバー勤務での事。

「カルチャー」と呼んでいる、利用者さん向けのメニュー?があって例えば習字や絵手紙、折り紙などの「文化活動」をしてもらう、というもの。

業務の一つでそのための先生を迎えに行く、というのがあるんだけどこれが個人的には密かな楽しみという 側面もあったのだった。

なぜなら 比較的 遠方の先生のお迎えの往路は1人でドライブ〜♪という形になるので フロアで利用者の相手をしているよりも気分がラクだし、先生から他のスタッフや他の利用者の裏話的な情報も入手できる貴重な機会でもあったのだ。

私が迎えに行くのが以前は月2回だったんだけどカルチャーのコマ数が減ってしまった上、利用者送迎コースの都合もあり別のドライバーが迎えに行く流れになってしまい、今回先生に会うのは暫くご無沙汰になっていたのだった。

で早速 新しい情報を聞くことができた。

以前 2〜3年位?私が送迎をしてた100歳を超えるご長寿の利用者さん(以下「Tさん」)がとうとう亡くなった、との事。

私が送迎していた頃は年齢が年齢だけにさすがに一人で歩くのはおぼつかないが 杖と手引きで歩けたし、年齢に由来するような物忘れ程度はあっても いわゆる 認知症的な症状は発症しておらず 送迎中も車窓で気になったものに関して食い気味に質問してくるあたりに長寿の秘訣のようなものを感じさせられた思い出がある。

「あら 前を走ってる車のてっぺんのところに ぽっこり ついている 出っ張りは一体何なのかしら?」

いや、「ドルフィンアンテナ」ですけども、それに興味持つ⁉︎

…とまあ「好奇心は大切」と強く認識させられた思い出が甦った。

 

送迎車が代わってフロアが少し高くなったため乗り込めなくなってしまい、以後リフト機能付きの助手席が定位置になった事。

 

お迎えに行くと時折りズボンのボタンを留めることができず、ボタン留めを依頼された事。

 

その際「悪いんだけど留めてくださる?」と言葉遣いがいちいち上品だった事。

 

お迎えに行ったら「TVを消したいんだけどリモコンがどれだか分からなくなったので消してくださる?」と依頼されTVのあるリビングに通されたが、リモコンが7つ並んでいて愕然とした事。

7つのリモコンを操るおばあさん…? - 50歳からのフードデリバリー配達員

フロアで認知が強い利用者が不穏になってしまった際、Tさんが話しかけるとなぜか落ち着く、という現代科学では解明しきれないような謎現象。

 

等々、ちょっと思い出しただけでもキャラの強い人だったな…(遠い目)。

 

因みにタイトルの「センテナリアン」は初めて知ったワードなんだけど、100歳越えって一世紀越えだからなんかカッコいい表現ある?と生成AIに訊いてみたら「ありますよ!ここだけの話ですけど…」と教えてくれた言葉。

とはいえ日本では定着しなさそうではある。