ある日曜日の配達にて
この1件でクエストクリアというところ(第一段階だけど)。
ドロップは1〜2回来たことあるオートロックマンション。
エントランスは2F。
歩道からガッツリとワンフロア分の階段が。
「…1Fから乗れる様にしとけっつーの!」
と一通り毒付くというルーティンを。
その後エントランスドア突破して(正攻法で)エレベーターに向かうと籠(カゴ)は上階の方にあり降りてくるところだった。
さー、サッサとドロップ決めて帰るぞー!
と帰る気満々の配達員の前をカゴは虚しく通過するのだった。
「オイオイ⁉︎」
どうやら私より先に1F駐車場からお呼びがかかっていたらしい。
カゴは1Fに到着。カゴ内を映すモニタにはオッサンが乗り込んでくる様子が。
「オイオイ、オッサンかよ⁉︎」
2Fに戻ってきたカゴwithオッサンに「シッツレイシマース…」という雰囲気で乗り込んだ。
そして目的階の5Fをプッシュ。
すると…「その階には止まりません」。
???
え、どゆこと⁉︎
目的階に降りれない配達員と住人のオッサン…籠内は居た堪れない空気感。
無意味に昇って降りて注文者に状況をテキストメッセージで送信。
「もう一度オートロックインターホンを押してください」
との返答が。
どうやら住人によるロック解除直後のみエレベーター階数ボタンのセキュリティが解除される仕様の模様。
今回の様に別の住人が割り込んで(悪意!)来るのは「想定外」としてフツーにバグって来訪者に面倒をかけるというシステムエラーとして処理されてしまう仕様の模様。
そういや別のマンションで似た様なケースあった…。
オートロック突破後(正攻法で)エレベーターに向かうと住人(推定)が1人、カゴの到着を待っていた。
所謂コロナ以後だった事と若い女性(推定)だったこともあり一本やり過ごし次の便に乗ったらボタン反応せず…でたまたまいた管理人に泣きついたところ「住人のロック解除後に乗らないとその階には止まらないんですよ」とのことで振り出しに戻る…ということがあったな。
今後もこういったセキュリティホール…違うな、システムエラーは確率は低いものの一定確率で起こりうる、ということで認識を新たにした配達員なのだった。