50歳からのフードデリバリー配達員

あなたは50歳以上ですか? はい/いいえ 

MD(マックデリバリー)案件で痛恨のミス!

(文中の住居表示は架空のものです)

 

とあるMD案件にて。

ピック後、ピン位置に到着。

ピンは交差点角のマンションを指しているがメモには

「角から2軒目です」と。

住所表記的には角も2軒目も同じ「1123」、

アプリには「1123-101」と書いてあるので

「1123」と「2軒目」が一致している「2軒目のマンションの101」に向かうが…表札名が不一致。

 

まあそんなことはざらなので「置き配」だったらドロップして完了、だったろうが

「玄関先で受け渡し」だったので念のためテキストメッセージで確認したい。

しかし案の定「エラー」になって送れない。

 

しかたなく「受話器ボタン」をタップして現れた番号をコピーして通話料のかからない「楽天リンク」アプリにペーストして発信するも、マシンによる英語での長い説明の後、強制通話終了されてしまった。

 

通話料かかるの嫌だな~と思いつつ普通の電話アプリで発信すると直ぐに繋がったので

「(ウーバー…おっと!)…マックデリバリーです!…確認ですが建物名はメゾン△△△△ですよね?」と確認すると

「…戸建てですけど⁉️」と思いがけない展開に。

 

ここは慌てず騒がず

「ピンズレ時のドロップ先特定アルゴリズム」を発動。

まずこちらのアプリに表示されている

「ピン位置の住居表示」と「注文者情報に書かれている住居表示」が完全一致しているのを確認。

ということはグーグルマップ由来のピンズレの可能性は低い、と思われるので

「こちらのアプリには『1123-101』と表示されていますが間違いないですか?」と尋ねると

「違います、1234-101です」

ハイ特定!

注文者由来かアプリ由来かは不明だがとにかく「1123」が間違っているのは確定したので「1234-101」に急行。

いや〜、しかし「101」が住居表示の枝番だったなんて…

配達員目線だと集合住宅と誤認させるトラップ以外の何物でもないよな~。

 

土地勘がある場所だったので「1234」には問題なく到着。

注文者は「角から2軒目」の戸建ての前で待っていた。

受け渡ししながらそれとなく確認してみると、

注文者「すみません…」。

どうやら注文者の入力ミスだった模様。

「💢」な雰囲気はオクビにも出さずお渡し完了。

次のリクエストをすでに受けているので爆速で離脱しつつドロップ完了操作をしようとしたら初見の画面登場。


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「このリクエストを戻す」

「ビジネスに返却することで報酬をうけられます。」

その下にふたつの選択ボタン。

「リクエストを戻す」

「閉じる」

 

???

直ぐには意味が分からなかったが、

 

ピン位置から離れすぎているから?

タイマー作動していた?

 

とにかく「返却配送対象」だから店舗まで品物を戻すかどうか訊いているわけか。

 

「ビジネス」は今回の場合「マクドナルド〇〇店」、「リクエスト」は「商品」ってことか。

…わかりにくすぎだろ〜!💢

 

お届けは完了しているので

「リクエストを戻す」は不可能だ。

 

元の画面に戻るためには「閉じる」か?

 

しかし「ビジネスに返却する」イコール「リクエストを戻す」ならば報酬をうけるためには品物を店舗に戻す必要があるということだと思うが、品物はすでにドロップ済みだ。

 

「閉じる」を選んだら元の画面に戻って「配達を完了する」が出てくるのか?

しかしその保証は無い。

「返却対象の商品を持ち逃げ」認定で無報酬どころかアカウント停止なんて事態も…?

 

どうしよう???

と、しばしフリーズしていたらフッ…と画面が次の配達画面になった。

 

え、結局今の件はどうなったんだ?

 

とりあえず経緯をチャットに投げて次のピックへゴー。

 

しばらくするとサポートから返事がきたものの、どうにも話が伝わっていない。

そりゃ即席の説明文だから分かりづらいかもだけど、そもそも該当の配達が見当たらないという。

 

そしてこちらから送った

「MD〇〇〇_〇〇〇〇〇」に対し、

「『MD〇〇〇_』が住所で、『〇〇〇〇〇』が注文番号でしょうか?」というトンチンカンな返答が返ってきた。

 

このサポート、おちょくってんのか…?心中穏やかでは無かったが、

店舗名、注文者名、間違っていた住所、訂正された住所まで手がかりをすべて送信したら

「注文番号△△△△△の件でしょうか?」との返答があった。

 

なるほど、だんだんわかってきた。

 

MD案件では配達員に表示される注文番号は「MD〇〇〇_〇〇〇〇〇」だが、ウーバー的には別に通常の五桁の注文番号が存在していて、それは配達アプリには表示されない。

そしてサポートはそのことを知らない。

 

ってことか。これで配達の特定はできた。

ほっとしたのも束の間、サポートからは「アプリ的には『タイマー時間切れ』状態になっているので、返却することは可能でしょうか?」との返答が。

 

ここまでのやり取りの間に次の配達も完了していて優に30分は経過しているだろうし、かなり移動もしている。

事務的に「不可能です」と返せばいいところ、

ちょっとキレかかって「すでに胃の中に入っていると思いますが⁉」とムダなリアクションをしてしまった。

 

結局、「タイマー時間切れ、返却待ち」扱いから「お届け完了」扱いに訂正してもらうことが出来、報酬もちゃんとついているのを確認して一件落着。


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…しかし本来は「ピンズレ確定時点でキャンセル、店舗へ返却」が正解だったんだろうな~。

 

その場合返送分も含んだ報酬がどの程度になるのか興味があるけど、それはまた次の機会に(こんなこと(ピンズレ)が何度もあっても困るが…!)。