50歳からのフードデリバリー配達員

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実家のトイレの詰まりを直した話

おおよお月一で実家に顔出しているが、ある月に「明日行っても大丈夫ですか」 と LINE で連絡すると「大丈夫だけどトイレの調子が悪い」との返事。

調子が悪い…どういうことだろう?と思いつつ 翌日 訪問すると、トイレが詰まっていて使えないという。何でも最初うまく流れなかったので掃除用のスポンジでグイグイ と押し込んだら そのスポンジの先っちょだけ外れて奥に取り残されてしまってその後完全に詰まってしまったとのこと。

その結果 高圧洗浄車を手配することになり明日その工事をするのでそれまでトイレが使えないということだった。

高圧洗浄車⁉ そんなものが必要なほど重症なのか…?

と疑問に思ってよくよく話を聞くと、何でも ウォシュレットに保険の ようなものがついていて(○年保証、みたいなやつじゃないのか?) まずそこに電話をしてみたとのこと。

当然といえば当然であるが「下水のつまり」関連のことは その保証の対象ではないとの事でおそらくそこの担当者が「その場合高圧洗浄車を呼んだりするんですかね~」のような無責任なことを言ったのでしょう、その後父の頭の中では「高圧洗浄車を手配する」という前提が確定してしまった模様。

そして 高圧洗浄車を呼ぶためにはどうしたらいいか?というのを調べていって何か所かに訊いてみて「うちではやっていないが〇〇さんならやっているかも?知らんけど」的なやり取りを何度か繰り返しやっと手配出来て今に至る、ということだった。

 

自分だったらトイレが詰まったらまずは通称「すっぽん」と呼ばれたりもする「ラバーカップ」「プランジャー」という道具で加圧減圧してみて、それでもだめだったら別の道具を試すか「水回りのトラブル解消」系の業者に連絡すると思うのだが…

念のため「すっぽん」「ラバーカップ」「プランジャー」「棒の先に大きな吸盤がついた道具」は家に無いか尋ねると「…何それ?」という反応。

 

なのでホームセンターに赴きプランジャーを購入するところからスタート。

自分の中では単純な円形の吸盤型のものよりも洋式便器に特化した形の方がいいかのな?でもあまり 値段が張るようだったらどうしようかな…などと考えていたが、

意外や意外、選択肢は1つしかなかった。

片側がフィンのようになっていて様々な形状の便器に対応しているタイプ、という事なのでそれを購入。

戻りがてら前回自宅で詰まりを直した時のことを思い出し、やり方を頭の中で整理する。

ベッコン ベッコンやると それなりに 水が跳ねるので、そしてその水というのはただの水ではなく往々にして「汚水」なので何らかの策を講じる必要がある。

プランジャーの柄だけ外に出して便器の開口部をラップで覆ってしまえば飛び散り は ほぼほぼ完璧に抑えられる、がスッポンの可動域が制限されるのでやりづらいか?

と思い結局 45 L ゴミ袋の底に柄を通す穴だけ開けて便器をすっぽり覆って作業を開始。

おニューの、おろし立てのプランジャーを着水(着汚水)…

排水管に続く部分を密閉できるポイントを探り押し引きで揺さぶりをかける事数分…

だんだんと水位低下。

コンプリートか?いや、なんかスッキリ流れない様な気がする…。

スポンジがまだ詰まっているのか?

便器から先の排水管の構造はよく分からないがある程度進んでいったら公共の太い管に落ちるのでは?と素人推理に基づきポンピングを継続。

父と会話しつつだったのとハネ防止のゴミ袋が半透明ビニールだったので中がよく見えないということもありしばらく気づかなかったが、よくよく見ると詰まっていたスポンジが出てきていた!

押し込んで落とすどころか逆に引き戻していたという…!

が結果オーライ。

ミッションはコンプリート以外の何物でもないので、すぐに高圧洗浄車のキャンセルを連絡。

もし高圧洗浄車を出動させていたら、費用は5万円位はかかっていたらしい。

ちょっとした行き違いでムダな出費になるところであった。

未然に防ぐことができてなによりだった。