この日は日曜日。
流れ流れて(どこから⁉)日吉駅前のマックド(編集部注…ハンバーガーチェーン「マクドナルド」の省略形である「マック」「マクド」を高次元で融合させた筆者による造語か)から川崎市中原区木月へのウーバーリクエスト。
ピックを秒で完了し東横線沿いに北上、矢上川(鶴見川に合流する一級河川)を渡って直ぐのショート案件。
ドロップも秒で完了するはずだったが(「300秒」とかそういうヤツね!)疾走中に、空から何かが。
…雨!
しかも雨粒デカいヤツ!
幸い東急線のガードを潜るタイミングだったのでドライのまま雨宿りすることができた。
周辺にいたピープルも次々にカード下に避難。
さてどうしよう?
真夏なら濡れても寒くないのでサッサとドロップしてしまうところだが、流石に11月の夕方にズブ濡れは避けたいところ。
自宅まで10分で戻れるなら凍えることも無いだろうが、たっぷり1時間はかかる距離。
起動しかけた脳内の優柔不断回路を強制終了してかわりにスマホで雨雲レーダーを起動。
あー、局所的に「赤い雲」が停滞している〜!
調べた限りでは最悪1時間くらいは停滞する可能性がありそうなので潔く雨仕様に変身することに。
- スマホ(非防水)をチャック付きビニル袋で密封
- チェストリグ(バッグ)内の電子ガジェット類をビニル袋に収納
- カッパを着用
- 手袋をネオプレンタイプに変更
今回靴に関しては用意がないがいたしかた無し。
意を決して土砂降りの日吉の空の下へ、いざ!
と飛び出して間もなく…あからさまに小雨になってきた。
秒で(好きだな〜)ドロップ先に到着した頃にはほぼ止んだ感じ。
あ〜、もうちょっとグズグズしてたら雨合羽装着とか面倒くさいフェーズを
スルーできたのに〜!
…と今までの私なら思っていたかもしれない。
最近やっと「その時はそれでいいと思ったんだから仕方ない」とスンナリと割り切れるようになってきた。
「〇〇にすればよかったのに」とか咎めるのは「後知恵バイアス」だ、というのを認識できるようになって落ち込む回数が減ってきたように感じる今日このごろだったりする。
その後は案の定、雨はすっかり止んでカッパ装着では暑くなってきてしまったので再び日吉の空の下、生着替えをする配達員なのだった。
正確にいうと「生着替え」では無く「生脱ぎ」ですね。
ちなみに以前買ったレインスーツは明るいグレー(ボトムは黒)。
ただでさえ視界の悪い天候で黒っぽいウェアは自分的にはアリエナイと思うので目立つ色で尚且つ少しでもストーム・トルーパーっぽい、というコンセプトで選んだカラーだったが、
悪天候では「明るい」だけでは大して目立たず、最近よく見かけるが鮮やかな「蛍光イエロー」が正解だと判明。
次回購入時はそれを念頭に安全方向に全振りで装備をチョイスしたいと思う。