とある「置き配ドロップ」案件にて。
ターゲットは「新築群3軒の一番奥」との事。
到着してみるとなるほど、いわゆる「旗竿地」が二重になっている感じなので
奥の「本丸」までは長いアプローチになっていてイコール駐車スペースでもあるパターン。
アプローチ部分は隣家との境界に塀等の仕切りがないので開放的な雰囲気。
一番奥の本丸まではストロークがあるので実質駐車スペースが広い、というか長いので3台縦列駐車可能、といった感じか。
旗竿地には漠然とした「負」のイメージがあったが、このケースではむしろ公道から距離のある分静粛性も上がってむしろ「正」なイメージだな〜。
…それはそうとターゲット宅の車のドアがオープンしているんだが。
銃撃戦でも始まるのか⁉
…その可能性は極めて低いとしても、この状態ではアプローチからアプローチ出来ず(ムダにややこしい)本丸を攻略できないではないか!
①ドアを閉めてしまえば?
いや、ドアの向こうに高級調度品が虫干ししてあってドミノチャレンジがスタートしてしまう可能性も極めて低いとはいえゼロではない。
②隣家のエリアに数歩侵入してバリアを迂回するか?
いや、隣家の暇を持て余した高齢者が侵入者を咎めるため虎視眈々とカーテンの陰からコチラを覗っている可能性もゼロではない…。
どうする?
③テキストメッセージで「車のドアが開いていて通れないのでなんとかしてください(泣)」って送るか?
いや…
「…ドアを避けて来てください」
「その際お隣の敷地に侵入することになりますが後々問題になりませんか⁉」
「…隣家との関係は良好で持ちつ持たれつで仲良くやっているので問題ないです(メンドクサ…悪評価👎ポチッ!)」
…となる可能性が高いか?
結局②をチョイス。
おそらくカーテンの陰に見張りがいる可能性は極めて低い、そして隣家との関係は良好である可能性はそこそこ高い、との判断。
問題なくドロップ完了、配達コンプリート!
結局カーテンの影に監視者がいたかどうかは不明…実は居たんだけど私の「ストームトルーパー」
もしくはナウシカ(原作)に出てくる「蟲使い」
を想起させるような身なりに恐れをなして糾弾をためらったという可能性もゼロではない。
そして…車のドアの向こうには高級調度品は虫干しされていませんでした。