にわかに「焚き火&お泊り&温泉露天風呂」という計画が浮上。
取り急ぎ6月のとある火曜日に相模原市「緑の休暇村」のバンガローを一泊予約。
焚き火はバンガロー前で燃やし放題だし、併設の「いやしの湯」に浸かればミッションコンプリート!のはずが…バンガローにチェックインして「いやしの湯」に下見に行ってみたらまさかの火曜定休日!
翌日チェックアウト後に「いやしの湯」に浸かってから帰路につけば済む話ではありますが当方堪え性のないタチなもので、道志川沿いの国道413号を西に20分(11キロ)程走ったところの「紅椿の湯」へ。
大人一人1100円。ハイシーズン中はわからないが平日は時間制限無し。土日祝は3時間との事。
建物に入ったところで券売機にてチケットを購入。
靴を下駄箱に収納し鍵をチケットと共にフロントに提出。
かわりに脱衣所ロッカーキーを受け取りいざ脱衣所へ。
日によって変わるのかもしれないが今回は暖簾に向かって右側が男湯だった。
脱衣所は設備相応の広さと思われた。
内風呂は「檜あつ湯」と「気泡ぬる湯」の二つ。
(さらに細かく言えばサウナ前には水風呂がある)
体を洗ってからまずは「あつ湯」へ。
我慢するような熱さではなく心地の良い程度の温度に感じられた。
さて今回の目的の一つである温泉露天風呂にサッサと行きたいところではあったが、湯気で曇ったガラスの向こうの人口密度が高いように見えたのでしばしあつ湯にて体をほぐしたりして時間調整。
しかし露天風呂から戻ってくる人影は暫くなし…そうそうのんびりもしていられないので意を決して露天風呂へゴー!
こともあろうに同じタイミングでオッサンが一人露天風呂へ…人口密度がさらに!
露天エリアに出てみると複数人のオッサンがビーチチェアーで居眠りぶっこいてるのかどうかはわからないがうなだれて座っていた。
どうも彼らのせいで人口密度が高いように見えていたようだ。
湯に浸かっていたのは三人程度。なんだ…もっと早く来れば良かった!
まずは視線がぶつからないよう留意しつつポジショニング。
オッサン等が出て行くごとに眺望的見地から位置を変え、やっと眺望の利くポジションをゲット!
ミッションの一つ「温泉露天風呂」をクリア。そしてそれをしばし堪能。
その後サウナへ。
予定にはなかったもののサウナから出てすぐにタフぶって水風呂に入ってみたが、何とか肩のあたりまで浸かることができた。
水風呂の温度計は「17℃」になっていた。
詳しいことは知らないが、ひょっとして水風呂界隈では「ビギナー向け」だったのかもしれない。
脱衣所に戻ると案の定なかなか汗が引かないので扇風機で一気に乾燥したかったが、ドライヤーをかけながら扇風機ポールポジションをオキュパイしている欲張りなオッサンが!
こちとらツレと「入浴時間は30分位かね?」って話になっていて、自分的には先に休憩所に滑り込んで後からから来たツレに「お待たせ~」と言われて「ボクモイマキタトコロダヨ」って言うシナリオになっているので急いでいるのだ!
仕方なくオッサンを通過して汚染された空気で汗を乾かして爆速で着衣して休憩所へ。
何とかシナリオ通りに話を進めることができた。
その後軽く練乳アイスなど食べつつクールダウン。
お土産売り場など物色してほとぼりが冷めた頃に「紅椿の湯」をあとにした。
バンガローに戻ってしばし昼寝。
やれやれと起きだしてまずはカセットコンロで湯を沸かしサッポロ一番塩ラーメンと洒落込んで、その後コーヒータイム。いつもならお気に入りのポーレックスでガリガリの豆を挽くところだが今回はたまたま家に粉があったのでそれを使用。
それから今回のミッションの一つ、「焚き火」へ。
今回の「緑の休暇村」は直火禁止。
自前の死に掛けた(金属メッシュ式で一部メッシュに穴が開き始めた~!)焚き火台でも出来ないことは無いがせっかくなのでサイトの備品のU字ブロックを使用。
今回は20年前に新築の公営住宅に越して来た時に建材のホルムアルデヒド的な何かを吸着させる目的で使用していた多量の備長炭の残党を持ってきたので、それもしっかりとお焚き上げ。
今回はたれに付け込んだ豚肉、付け合わせの野菜少々、袋めん、焼き芋用サツマイモ程度しか用意していかなかったし、カセットコンロも持ってきていたので調理は特に問題も無く完了。
翌日チェックアウト後に開館の10:00狙って昨日休館だった「いやしの湯」へ。
100台の大(?)駐車場(無料)にはすでに10台程度の先客が。
ナンバーを見ると地元近隣近県と様々。
ドア前にへばりつきのガチ勢は1人のみ。
開館するとガチ勢(単数)以外は緩々と館内へ。
脱靴後鍵付きの下駄箱にシュート。
この鍵は退館まで自分保管なので注意されたし。
券売機にてチケットを購入。
1日券 1050円と 3時間券 750円があるので今回は3時間券を購入。
受付カウンターでチケットを提示。半券は退館時に時間チェックがあるのを念頭に置いて保管。
2023/06/21は左側の暖簾が男湯だったが入れ替えがあるのか否かは各人で調査されたい。
脱衣所は清潔感、広さともに特筆するべきところはないが、あえて言えば扇風機が欲しかった。
浴室に入場すると右側にサウナの入り口ドア、そして立って使用するシャワーが3機。
進んでいくと左右壁面に多数の洗い場が。
その先の内風呂も露天風呂もそれなりの広さを持っていてよっぽど混雑していない限りはある程度のソーシャルディスタンスが保てそうな感じだ。
泉質と細かいことは公開情報を参照されたいが、素人的には透明な無臭の温泉、といった感じか。
サウナは座面がタイル剥き出しだったので敷物を探したが見当たらないので恐る恐るそのまま着座。特に熱すぎるということもなかった。ひょっとしたら座面は色が違ったので別素材なのかも?
露天風呂は見事な眺望、というのは望めなかったが女湯側の壁面の上部に遠方のやまなみが伺えたのでそれなりの解放感は味わえた。
入浴後は広々とした休憩室(椅子、座敷)で休むもよし、食事するもよし。
再訪は有りか無しかと訊かれればアリ寄りのアリ、と答えるだろう。
場所柄ほうとうでも食べて帰ろうと思ったものの意外とほうとうをウリにしている飲食店は水曜日休みのところが多く決めきれなかったこともあり十数キロ走ったところの「道の駅どうし」の食事処で何か食べてから帰途につこうと画策。
途中まで先日の「紅椿の湯」へ行ったときに通った道なので、というか基本的に国道413号をひたすら西に行くだけなので特に迷うこともなく到着。
当方が見逃しただけかもしれないが道の駅があるという看板があまりなかった気がする。そして到着直前にも案内板くらいあるかと思いきや特に目立ったものはなかった。まあ道の駅自体を見れば「ぽい」のでわかるっちゃわかるんだけど意外だった。
到着して驚いたのはとにかくバイクの多さ。
実際の数字は不明だが雰囲気としては駐車スペース全体の半分がバイク用、残りが車用といった印象。
店舗スペースの方に向かって行くとたぬきをモチーフとしたキャラクターのオブジェが立っていた。
初めはわからなかったがどうやら自転車のロードバイクに乗ってる人にありがちな服装をしたタヌキということらしい。
「どうし」のゆるキャラだろうと高をくくっていたが念のためグーグル先生にお伺いを立ててみたら「特定非営利活動法人やまなしサイクルプロジェクト」というNPOの
「チャリたぬ」っていうキャラクターだそうです。
しかしなぜに自転車推し?と思って視線を遠くへ移すと横断幕が。
どうやら2020と言いつつ実際は 2021に開催された世界規模のスポーツ大会の自転車競技のコースにこの近辺が含まれていたらしく、それをもとに自転車の聖地的なノリで集客を目論んでいるという雰囲気を感じられた。
ところが我々が行った時はとにかくバイクの多さだけが目について自転車という存在自体自体ほぼ感じられなかった。
昨日行った紅椿の湯にも取ってつけたような自転車ラックが置いてあったが、ひょっとして自転車人気にあやかろうと自治体が自転車ラックを周辺の施設に配ったりとかあったのだろうか?などと根拠のない想像を膨らませてしまった。
さて食事食事。
飲食は「手作りキッチン」というレストランの一択のようだったのでそちらで。
食券方式だったがメニュー名が書いてあるありがちな機械ではなく、最近の喫茶店とかのテーブルに置いてあるオーダー用のタブレット端末のような機械。
この手の機械、初めて使った時は従来の冊子のようなメニューとのアプローチの違いに戸惑ったが、全体のフレームワークが階層構造になっているという前提で見ればいいということがわかっていると恐るに足らず。
ざるそばとパイをオーダー。
別に忌避しているわけではないが、オーダーに関してはスタッフとのやり取りは皆無かと思いきやここのレストランはテイクアウトという要素もあってそこに関しては食券のシステムが対応していないらしくここで食べていくのか(for here?)持ち帰り(to go?)なのかだけは人間対人間のやり取りが必要になっていた。
平日とはいえお昼の時間帯はそれなりの混雑はあるだろうから早めにと思っていたものの結局11:30ごろの到着になってしまった…しかしぎりぎりセーフで、まだ食券機前に行列は形成されてはいなかった。
程なく番号が呼ばれざるそばとパイを目の前にして、いただきます!
我々が食べている時には食券機行列ができてきた。
無論「12:00に昼飯をいただくのが正義。12:00に近ければ近いほど正義」というメンタル的な「囚われ」が大衆の深層心理に刻み込まれているのがこの行列の一番の原因だが、
タブレット端末での注文が理解できないお年寄りが二台のうち一台を完全にストップさせた上スタッフ一人を占有してしまっていたのがそれに拍車をかけていたのも事実だと思うが!
しかしこういうことは他山の石とせず、新しいシステムには億劫がらず食い気味に挑戦していくように自分を戒めたいところである。
帰路は高速をぶっ飛ばして、と思ったがナビのいう所要時間予想が下(した)道と比べても数十分しか変わらないので下道をチョイス。
ワインディングロードは嫌いではないが、腰高のコンパクトサイズミニバンでは「おっとっと」感は否めないし法定速度+10㎞/hの範囲内でしか走るつもりは無いのでバックミラーにモーターサイクルが映ったら広めのストレートでハザードたいてスピードダウンしてやり過ごしつつ歩を進めて行った。
途中、ゲリラ的に南町田グランベリーパークにピットインしてオーガスタミルクファームのソフトジェラートシングルコーン(¥500)などを食し帰途に就いた。