とあるショッピングモールのフードコートのピックを終えてエスカレータを降っている最中、歩道に両手に手提げ袋を下げた初老のオバサンが歩いているのが見えた。
オバサンは突然荷物を地面に置き道路の反対側に停めていた車に向かって歩いていった。車にはおそらく夫と思しき初老の男性が乗っていた。
(ここから想像のアテレコ)
オバ)ちょっとアンタ!荷物のところに車を横付けして!
オジ)この距離だったら車動かすより荷物を運んじゃったほうが良いんじゃ…?(オドオド)
オバ)何よ!じゃあいいわよ、アタシがやるからどきな!
(アテレコここまで)
オバサンの「運転代われ!あっちへ行け!」ゼスチャーからのドライバーチェンジ。
この時点で私は歩道に停めた自転車に戻っていて次のピック先へスタートする準備をしていたが「プリウスミサイル」等の不穏なワードが脳内を駆け巡ったので準備もそこそこにとにかく街路樹の影に移動。
(まあ前進後退に加え 操舵機能もあるミサイルなので 街路樹に隠れたところで たかが知れているが)
状況的に
一度転回して車の向きを変え 荷物のところに左付けする。
一時的に右付けして荷物を積み込む。
…の二択だろうと高を括っていたが、そのオバサンの思考はそれらとはねじれの位置関係にあったのだ!
おもむろに90度回頭して
荷物のある側の歩道に車の前半分を突っ込んでお尻を車道に残して停車。
オドオド亭主をどやしつけて荷物を積み込ませ、積載完了するとバックして車線に戻り歩道に左付けする形で停車した。
最初から左付けすれば良かったのでは…?
まあ何はともあれ「ミサイル化」案件でなくて何よりでした〜