愛用の(いうて自分は鍋で玄米炊いているので、家族用)炊飯器、東芝RC-B10VRD。
内部の気圧を下げる機能が付いており、保温時も時おり内部の酸素を追い出して鮮度を保持するという機能のモーターが「ブゥ~」と動き出す。
月日は流れそれなりに劣化が進んできたのでしょう、排気機能が働いている時に出る音に変化が。
モーターの振動音に加えてピアニカ(鍵盤ハーモニカ)の低めのキーを押した時のようなサウンドが混ざるようになってきた。
そしてモーター音が止み排気が終了する時にそのピアニカサウンドも止まるわけですが泊まり際に「ふう…」と人のため息のような音がするようになったのです。
まあパッキンが劣化してきたのかなと思って見てみると...
排気経路の途中のパッキンが欠けてるではありませんか。
まあ蒸気の高温にさらされる部分ではあるので経年劣化は免れないのでしょう。
素人目にはこの部分は通気の経路に過ぎず機密性には問題無いと思い放置しておきました。
が、ため息がだんだん大きくなってきたこともあり確認してみると、欠けが大きくなっているようなので試しに検索してみると、本体自体はとっくに生産も販売も終了していますが部品はまだ一部流通している模様。
値段も驚くほど高いということはなかったので取り寄せてみました。
さて分解の前にネットで情報を収集。
以前テレビのリモコンの調子がおかしくなって分解しようとしたが開け方が分からず危うく破壊するところだったが思いとどまり分解する動画を探してみたらビンゴ!で開け方がわかったことがあった。
さて今回の炊飯器…どうやらこの機種よりも後の世代のモデルはネジを外さなくてもパッキンを交換できるようになっているらしい。うちの機種はネジを外す必要があるようだ。
今回の機種に関してはビンゴ!な動画はなかったので仕方無く手探りでネジを外して行く。さて見える時は大体外してみたがどうにも開かない。
とは言えこちらもこれまでいくつもの家電製品を分解して(再起不能にして)きた経験があるので、それなりに定石のようなものをある程度は心得ている。
外からは全くわからない爪が存在していてそこを集中的に押してやれば取れる場合もあるし、ネジの上から本体と同色のシールを貼って隠している場合もある。
今回はシールで隠してあるパターンだった。
ネジ登場!分解を進めていく…
問題のパッキンのところにたどり着いたので外して外して、新旧交代の儀。
交換に「特別な技術を必要とする」こともなく無事交換作業完了。
ちなみになぜ「特別な技術を必要とする」と括弧つきにしたのかというと、
家電類の部品についてメーカーのサービス窓口に連絡すると「特別な技術を必要とするので部品の販売のみはできない」というようなことを言われるので、それに対する皮肉みたいなものです。
ではどうしたら?という問いに対しては出張修理というオプションを示されるのだけれども、技術者一人よこすのだから余裕で本体買えそうな金額になっちゃうんだよね。
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