50歳からのフードデリバリー配達員

あなたは50歳以上ですか? はい/いいえ 

警察署から電話がかかって来るタイプの恐怖体験

フーデリ稼働中…配達 リクエストが入らないので ショッピングモールで物色でもしていようと施設内に入ったところでiPhoneに接続しているBluetooth骨伝導ヘッドセットから流れていたAudible の朗読が突然停止し 電話着信音が響き渡った(骨に)。

 

普段スマホは使っても通話機能を使うことなんてほぼほぼ皆無なのでムダに緊張が走る。

 

それはそうとiOS16の仕様なのか呼び出し音の合間に「ズィロ〜フォ~ファ~イヴ」とネイティブっぽい発音で発信者番号を読み上げるのね!すごい時代になったナ〜

 

覚えのある電話番号ではなかったので取り急ぎスルー(そもそも 今時 電話番号など ほぼほぼ 覚えていないが)。

しかし下4桁が「0110」(実際は 「ズィロ〜ワン〜ワン〜ズィロゥ」)だったので

「もしや警察?」

と思考にキナ臭い感覚が。

身に覚えはないが 下4桁には覚えがあるのだった。

 

まずは番号検索…と思ったがそうするまでもなく着信記録に「都筑警察署」の文字が。

身に覚えはないがスマホは覚えていたようだ(以前何かの通報をしたのか?)。

 

そのまま折り返せば話は早そうだがまだ何の話だかわからない状態で通話料をかけるのがクヤシイので楽天モバイルのアプリで無料通話をするために別のスマホOPPO A5」で折り返した。

ところがさすが 楽天モバイル

それなりの 繁華街 だったが電波が虫の息。

警察に繋がったものの「もしもーし 聞こえますか ー?」とお互いに言い合って 結局 切るハメになるあの状態になってしまった。

ショッピングモール内はうるさくまた電波が遮断されている可能性もあるので屋外に出てみたが 今度は交通の騒音がそれ以上に喧しかったので間を取って 風除室で通話を再開。

電波状況の悪い中、なんとか顛末を伝えた(つもり)ら、

「では『かかってきた番号』を教えてください」

というので「警察の中のどの部署が掛けたのかを特定しようとしてるのかな?」と思い「ズィロ〜フォ~…」の番号を伝えた。

無論「ズィロ〜…」的な発音はしなかった。したかったが話のややこしさが掛け算になってしまうと大変なのだ。

相手は銃を持っているのだ。

タイーホされかねないのだ。

 

しかし「それはこちら『都筑警察署』の番号です。掛かってきた番号を教えてください」と公務員はそう返してきた。

どうやら「わたしの方で最初に受けた電話(iPhone)の電話番号を訊いている」模様。

それなら「最初に受けた電話機の電話番号をオーシエーテクーダサーイ」って言わねーとツージネーダローガヨー!

…と言いたかったがそんなことはオクビにも出さずiPhoneの番号を伝えた。

相手は銃を持っているのだ。

タイーホされかねないのだ。

 

すると秒で「あー、交通課(だったか?)から発信履歴がありますね。交通課(だったか?)に回します〜」と保留音に切り替わったが早いか秒で交通課(だったか?)の担当者登場。

 

カル〜い本人確認のあと話を聞くと…

 

以前私が、とある信号の表示が暗い、暗すぎるう!という「市民の声」をケーサツのウェブページから投稿(通報?)した件に関してのアンサーコール、だった。

 

なんでも、

「同様の意見は他からも寄せられていて新型のLEDタイプに交換を検討中だが、予算が決まっていて優先順位の高い場所から順次交換していく計画になっている。今回指摘された交差点は交通量の多い場所で順位はそれなりに高いが それでも 年単位 先の 交換になるかもしれない」

…まあ ザックリ要約すると そんな感じの答えだった。

 

いや…コレ、電話で個別にアンサー する必要ある?

 

その労力はもっと有用なことに活用してくださいよ。

コッチだってこの電話のやり取りでかなりのムダな行動コスト、バッテリー消費、そしてフーデリオフラインにしていた機会損失とかもバカにナラナイゾ!

と言いたかったが、やめた…。

なにしろ相手は銃を…もうそれはいっか。

 

わざわざご連絡ありがとうございます的な当たり障りのない捨てゼリフ(?)を最後に通話を終了した。

 

気が抜けてガックリと肩を落とし、ため息混じりに「『言いたい事も言えないこんな世の中は』的な歌があったような…」って呟いたような、呟いていないような…

ゴールデン☆ベスト 反町隆史

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